はじめに・・
身体を温めることは、ヒートショックプロテイン(HSP)を増加させ、ストレス予防、免疫力増強、疲労回復等に有効です。それとともに、運動もHSP入浴法と同様、HSPを増加させ、代謝を高めるのに重要です。
何より、運動しないでベットの上で寝ているだけでは、筋肉が細くなり、筋力が低下し、歩けなくなったり、転倒したりと障害も起こってきます。また、治療中は、運動したい、運動しないといけない、と思っても、どんな運動をしたらよいのか分かりません。
そんな時、ベットの上でも簡単にできる優しい運動がありますので、ぜひ実践してみてください。
・健康な人でおやすみ前に軽く運動してみたい
・体調不良でしんどいけど、身体を少し動かしたい
・運動しないといけないと思うけど、ベットから出られない
・入院中で、ベットで休むことが多いけど、運動したい
・抗がん剤など治療中で、だるくて何もしたくないけど運動しなくては・・と思っている
上記のようなみなさんに、おすすめの優しい運動があります。
体調不良、治療中の患者さんでもできる、ピラティスの基本原理を踏まえた、ベットの上でもできる運動をご紹介します。
ピラティスは、バランスのとれた、強くしなやかな身体と心へ導く、全身のエクササイズです。正しい身体の使い方を身につけることで、自然治癒力が高まり、必要な筋力と柔軟性が身につきます。
ぜひ、お試しください。
今回は、ピラティスインストラクターの渡邉友紀さんにご自身の治療中の経験も踏まえて、ご協力いただきました。