No.20180316「ウグイスとシナプス」

ちょっとした勇気が必要でしたが、何事も1歩出すことが重要。今日からブログ始めます。

 

昨日、木曽川の堤防をジョギング・散歩(時々走って、時々歩く)していると、ウグイスが鳴いたので、口笛を吹いて鳴き返したところ、ウグイスがまた鳴いたので、また口笛で鳴き返して、としばらくウグイスとのバトルが----

 

(写真は、ウグイスとのバトルの場所。この草村にウグイスがいるはず)

 

しかし、ウグイスはホケキョの“ケ”がうまく出せなく、ヘタクソで、私の勝ち!

 「もっと練習すべきだ」と注意して帰ってきました。

 

今日のジョギング・散歩では、期待していたのですが、ウグイスが鳴かないので、私の方から口笛を吹くと、しばらくして1回 鳴いただけで、終了。

 

きっと、まだ、練習不足で、“ケ”が上手く出せないのでしょう。

 ウグイスだって、何度も鳴いて(練習して)、上手くなるのです。

 

         ウグイス、頑張れ!

 

 

私たちも、何事も、練習すれば、そこそこまでは上手くなれます!

 

学生諸君には、この練習は、“勉強”に相当します。

 

バンダナ先生らしく、ブログで述べる現象を生理学的に説明できる場合は説明したいと思います(時間がある時は)。

 

自分の意志で行う動作(口笛を吹く)は、運動神経が唇の骨格筋に信号を送って唇の筋肉を収縮させて口笛をふきます。脳からの信号を神経細胞が電気的に筋細胞(唇の筋肉)伝えます。

 

この時、神経細胞の末端は少し膨れていて(シナプスと言う)そこから、神経伝達物質(この場合アセチルコリン、図ではピンクの粒)が飛び出し、筋細胞(筋繊維)がこれを受け取り、唇の筋肉が収縮します。

 

脳からの信号は、電気的な伝達なので素早いのですが、シナプスから神経伝達物質が放出されるところで時間がかかります。ここを何回も練習すると神経伝達物質の流れがスムーズになりすぐに収縮するようになります(練習により、ピアニストの指が素早く動くように)。しかし、あまり長く口笛を吹いていると、神経伝達物質が消費され少なくなり、唇の筋肉が動かなくなり(疲れて)ます。そんな時は、神経伝達物質がまた増えるまで、少し休むとまた、口笛が吹けます。

 

ちなみに、血管や胃の筋肉は自分の意思では収縮せず、平滑筋と言います。平滑筋は、自律神経時(交感神経・副交感神経)によって、支配されているからです。