No.20180321「オシッコいろいろ」

ウンコの話の次は、やっぱり、オシッコでしょう!

 

 食べかすはウンコになって排泄。

 食べて吸収した三大栄養素の糖質、脂質、タンパク質は、血液中に入り、最終的には炭酸ガス

(CO2)と水(H2O)と尿素になって排泄されます。炭酸ガスは呼気から、水と尿素は、オシッコか

ら排泄されます(汗としても排泄)。

 

 私達、哺乳類はタンパク質から出た窒素を、そのままのアンモニア(NH3,有害)としてではなく、

肝臓で変換して尿素としてオシッコから排泄(これをオルニチン回路という)します。しかし、魚は、

そのまま有害なアンモニアとして排泄します。

 

 アンモには有毒なので魚は死んでしまわないのかと思いきや、

 魚は、川や海に住んでいる。すなわち、周りは一面の水、水、水、------。

 海は広いな、大きいなです。

 

 そう、いっぱいある水中に、魚が少しアンモニアを漏らしても(排泄しても)、しっかり水で薄ま

って、毒性はなくなります。

 

 だから、魚はいらなくなった窒素をそのままアンモニアとして排泄出来るんです。

 

 魚はいいな、好きな時にオシッコできて。トイレに行かなくていいし、オネショもないし、おむ

つしなくていいし(結構、子供のおむつ取れる時期って大変なのです)。

 

 こんなこと良くないけど、子供の頃、プールで遊んでいて、オシッコをちびったりしたことはな

かったですか?

 

 しかし、人は、アンモニアのままだと、血液にのって全身に広がり、まずは脳が傷害を受け、

意識がなくなり、死んでしまいます。

 

 死んでは困るので、このアンモニアを肝臓で尿素に変えて無毒にして、オシッコに排泄する。

賢い!生きるための手段です。

 

 ところが、尿素を捨てるには、大量の水が必要です。

 

 鳥たちにとっては、オシッコするために、大量の水を持って、飛ぶことはできません。

 水は1mlが1gですから、重くなってしまうわけです。

 体重が重い鳥は、上手く飛べません。

(人がもし鳥のように飛べたら、太った人は飛べません!食べ過ぎは飛べない!)

 

 そこで、水分量を減らすために、尿素ではなく尿酸という固形物にして排泄します。

そうすれば、水分はほんの少しで済みます。

 ここからは、私の推測ですが

 

 完全に固形物にすると、肛門(正確には排泄孔)から出す時に、肛門が痛くて痔になってしまう

ので、少し柔らかめにして他の不要の食べかすと一緒にしてオシッコ・ウンコ、いや、ウンコ・

オシッコかな、として排泄するのではないかと思います。

 

(鳥は総排泄孔と呼ばれる一つの穴から、糞と尿を同時に排泄します)

 

 鳥の痔ってあまり聞いたことがないので間違いかも、そういえば、痔鳥っていますよね。

—いや、あれは、地鷄でしたね。

 

 痔鳥と間違え地鶏と自分を自撮りする----じどりのダジャレでした! 意味不明。私、こう見

えても、ダジャレ得意です。

 

 講義中とかに、思いついたダジャレを言うと、学生たちに、“先生、意味不明”とか、理解し

てもらえず、がっかりでした。

 

 これは、私の生々しい鳥のオシッコ・ウンコの発見のお話です。

 

 白鷺が飛び上がって上昇していく時、白い物体(うんち混じりのおしっこ)を出して飛んでいく

のをはっきりと見ました。その白い物体が落ちた場所まで走って行って、それが白鷺のオシッコ・

ウンコ、確かに、尿酸の白い結晶確認!

 

 こんなリアルな経験は、めったにない、感動でした。あまりの感動に、その日の講義で、学生に

この事件を話したのですが、全く、感動しない!

 

 私的には、白鷺は、気品があって、優しい優雅な鳥のイメージだったのですが、飛びながら、

オシッコ・ウンコをする白鷺とは、イメージダウンでした。鳥では普通の事らしいのですが、

せめて、着地するまで我慢して、草むらで密かに済ませてほしかった。