No.20190214「お風呂大好き パート2」

*時間のいろいろ*

 

1.入浴時間

 

私達が確立した「HSP入浴法」の入浴時間は、

 

40℃の湯なら20分、

41℃の湯なら15分、42℃の湯なら10分です。

入浴時間が比較的長いのが特徴です。

 

この入浴時間を短く感じたり、長く感じたりすることが出来ます。

 

 

即ち、時間には、物理的時間と心理的時間があるのです。

・物理的時間は、10分、20分と時計を使って計る時間のこと。

時計で計れば、時間はいつでもどこでも同じ間隔を保って、同じ様に進みます。

 

・心理的時間は、楽しい時間はあっという間に過ぎるのに

(私の講演を聞く時の様に)、退屈な講義はとても長く感じるという主観的に

感じる時間のこと。同じ物理的時間でも、その時間を長く感じたり、

短く感じたりします。

 

修行してるみたいに、じっと湯船に浸かって待つHSP入浴法の15分の

入浴時間は長く感じますが、運動しながらの入浴(「運動するHSP入浴法」)、

マッサージや歯磨きしながらのながら入浴は短く感じます。

 

クラシックを聞きながらのHSP入浴法より、ロックを聞きながら

(ロックが好きな人の場合)のHSP入浴法の方が、入浴時間が短く感じます。

 

 

まさしく同じ15分なのに、心理的時間の感覚が違うからです。

 

では、時間が長く感じる要因とは、

 

 

1)楽しくない

 

2)恐怖を感じる

 

3)広い空間

 

4)時間の経過を気にする------等があります。

 

よって、短い時間を長く感じたい時は、天井の高い広い部屋で、

大嫌いな勉強をしたり、おもしろくないホラー映画を時間を気にしながら

見るのが良いでしょう。

 

 

また、長い時間を短く感じたい時は、狭い部屋で、

めちゃおもしろい落ちのしっかりわかるコメデイやお笑い番組を

見るのが良いでしょう。

 

確かに、広い空間にいるだけで、ゆったり時が流れる気がします。

 

時には、温泉や広い銭湯の湯船にゆったり浸かってください。

 

 

 

短い時間を長く使えて、なんだか、ちょっと時間を得した気がします。

2.子供の時間と老人の時間

 

子供にとっては1日が長く感じられ、老人にとっては1日が短く感じられます。

 

年齢とともに時間の流れを速く感じます。

 

もちろん1日は24時間、子供にとっても老人にとっても同じ24時間です。これに関しては、

 

1)「感じられる時間の長さは、年齢と反比例的な関係にある」と言う「ジャネーの法則」があります。(19世紀の哲学者ポール・ジャネによって発案されたが、科学的根拠はない)

 

1日の24時間は10歳の子供には24/10=2.4日に、24歳で24/24=1日、60歳で24/60=0.4日に感じるというわけです。

 

 

2)「身体的代謝が活性化しているときには心的時計が速く進む」という「代謝説」があります。

 

例えば、風邪で発熱して寝ているときは、発熱で身体的代謝が亢進しており心的時間は早く進むので、もう夜明けかなと時計を見るとまだ1時間しかたっていなかったりして(こんな経験ありますよね)、時間がゆっくり進むように感じられます。

 

逆に“年をとって身体的代謝が低下すると、それに伴って心的時計の進み方も遅くなるため、物理的時計の方が心的時計よりも速く進み時間の経過を速く感じる”というわけです。まさしくこれ!!

 

3)その他

 

同じ時間の長さでも、「イベントの数が多いほど時間が長く感じられる」という傾向があります。

 

子供の方が、次々と遊びを変えて遊び、また待ち遠しい行事が多いので時間がなかなか経たないと感じ、大人は日常の多くの出来事が毎日決まったルーチンワークで、待ち遠しいことも多くはなく、時間が速く過ぎると感じます。(心的時間が、物理的時間より遅く進むので、1日が短く感じる)

 

そして、何より年をとると情報処理の効率や速度が低下する(生理学的・心理学的に)ので、そのために心的時計がゆっくり進みます

 

そして、若い頃に比べて動きがゆっくりになり(確かに老人の動作は遅い)、モノを見て判断するのにも時間がかかるようになります。

 

自分ではまだそれほど時間は経っていないだろうと思っても、実際には物理的時計は心的時計よりも速く進んでいるため、あっという間に時間が経ったような気がするのです。

 

即ち、年を取ると、嚥下反射(食べ物の飲み込み)、体温調節機能(熱中症は高齢者が多い)を始めすべての情報処理機能が低下するので、動きも緩慢になり、反応も鈍くなります。歩くのも遅く食事にも時間がかかり、1日がすぐに過ぎてしまう。

高齢者の方、わかりますよね!

 

若者よ! 高齢者を焦らせてはいけない、ゆっくり待ってあげよう!いずれ君も高齢者になるのだ。

 

高齢者よ! 年のせいにばかりしないで、ほどほどに筋力・体力と能力を鍛えよう!

 

3.ゾウの時間とネズミの時間

 

とても面白い「ゾウの時間 ネズミの時間」(本川辰雄著)の本を見つけたので、一部抜粋しました。興味のある人は本を読んでみてください。

 

各種哺乳類では、体重(体積・サイズ)と時間の関係を測定してみると、「時間は体重の1/4乗に比例する」そうです。要するに、大きな動物ほど何をするにも時間がかかるということです。

 

 

「日常の様々な活動時間も、体重の1/4乗に比例する」。心臓が拍動する間隔、呼吸する時間間隔、血液が体内を一巡する時間、寿命など、生物においては、「時間の繰り返しの速度が体重(サイズ)によって変わる」

 

即ち、時は、時計を使って時間を計り(物理的時間)、万物、平等に刻むと考えていますが、

 

「ゾウにはゾウの時間」「ネズミにはネズミの時間」とそれぞれの「体のサイズに応じて違う時間の単位」があり、これを生物時間と呼ぶ。

 

 

寿命を心臓の鼓動時間で割ってみると、哺乳類ではどの動物でも、「一生の間に心臓は20億回拍動する」計算になる。寿命を呼吸する時間で割れば、「一生の間に約5億回、呼吸する」ことになる。

 

もし、心臓の拍動を時計として考えると、「像もネズミも全く同じ長さだけ生きて死ぬ」ことになる。

 

 

小さい動物では、体内での現象のテンポが速い(ちょこちょこ動き回る)のだから物理的な寿命が短い。“一生を生き切った間隔は、像もネズミもそしてヒトも変わらないのでは”と言うことです。

 

4. バンダナ先生の時間

 

本のタイトルが、「ゾウの時間 犬の時間」であったら、

この本を読まなかったと思います。

 

私は、とてもネズミには、「恩」を感じています。

 

私の研究生活の多くを実証してくれたのが、ネズミたちだからです。

ネズミに感謝!

 

とはいっても、

皆さんが家で飼っているネズミ(体重300gくらいのラット)ではありません。

ミッキーマウスのマウスです。体重30gくらいの小さなネズミです。

 

人工呼吸の時、心臓マッサージはマウスの心拍数が速すぎるし、

マウス対口はちょっと(ダジャレ)

 

大した特技の無い私にも、ネズミの解剖(すべての臓器を取り出し、分別保存する)は素早く(魚はさばけません)、1匹15分で完了できます(現在は?ですが、全臓器のHSPを測定していた)。

 

1時間に4~5匹、トイレも我慢し、8時間で40匹、1日50匹がせいぜい、体中がネズミの臭いになりながら、子供のお迎え、夕食の準備となんと時間が経つのが、速かったことか。

 

非情と思われるかもしれませんが、こういう実験動物がいるからこそ、新しい発見がなされてきたのです。ネズミにとても感謝しています。その時には、ノーベル賞を受賞した暁には、ネズミをケージに入れて飛行機のファーストクラスに載せて受賞式に出かけようと思っていました。

 

 

初めて購入した外車のアウデイ(TTクーペのスポーツタイプでカッコイイ車でした)の助手席に初めて乗ったのも、ネズミたちでした。

 

そんなネズミ達も、年を取ると毛並みが悪くなり、痩せてきて、

ネズミなのに、猫背になります(ダジャレ)。

 

ちなみに、ネズミの心拍数600回/分、1拍動/0.1秒、寿命2~3年、ゾウの心拍数20回/分、1拍動/3秒、寿命約70年。

 

人の心拍数は、起きてる時は60~80回/分ですが、睡眠中は40~50回です。

睡眠中は心拍数が少ないので、睡眠をしっかりとった方が長生きのようです。

 

がん患者さんも、健康な人も、皆さんの時間は有限です。

バンダナ先生の残りの時間は、多くの人に役立つ時間にしたいと思います。