No.20200305 ウイルス感染予防対策としてのHSP入浴法の意義 -体を温めて免疫力を高めよう-

昨年末から広がった新型コロナウイルス感染は、

いまだ、感染者は増加しており、油断できない状況です。

 

道行く人々は皆マスクを着用しています。

 

パンを買いにはいった田舎のスーパーでさえ、紙製品の棚が全くの空、

「ワー、こんな田舎まで」と驚き。

 

新型コロナ感染情報そしてその予防対策が、連日、報道されています。

そんな中、バンダナ先生としては、

やっぱりここで、ウイルス感染対策としての“免疫を増強させるHSP入浴法”を

マジでお知らせすることにしました。

 

体の外から行う予防対策

 

・感染の機会を減らす→人が大勢集まる場所には出かけない

・集会、催し物の自粛、・小・中・高校の一斉閉鎖、・感染経路の遮断  など

・接触感染予防→手洗い、うがいの励行

・目や鼻、口を不用意に触らない

・症状のある人・症状のある人と接触する際はマスクの使用

・咳エチケット(マスク使用) など

 

そして、これ以上なかなか新しい外的予防対策がないのが現況ですが、

 

まだ、自分でできる重要な予防策があります!

体の中から予防すること、自分の免疫力を増強する方法です。

 

体の中から行う予防対策

すなわち自分自身の細菌やウイルスに対する免疫力を高める予防方法です。

手洗いうがいをしても感染してしまったら、やっぱり、自分の免疫力で戦うしかありません。

同じ集会場にいても、感染する人と感染しない人がいます。

 

この違いには、その人々の自分の免疫力が大きく貢献します。

 

このウイルス感染対策には、免疫力を高めるHSP入浴法が大変効果的です。 

 

**HSPとはストレス(ウイルス感染もストレスの1つです)から私たちを守ってくれるタンパク質で、

免疫を高める作用もあります。本文で述べるHSPHSP70のことを言います。

 

その効果とは、

第一に:、

 

感染には、細菌感染とウイルス感染があり、夫々に対し戦う免疫細胞(戦士)が違います。

 

ウイルスに感染した細胞にはリンパ球(キラーT細胞)が攻撃、

細菌(ばい菌)感染には好中球、単球(マクロファージ)が攻撃・処理します。

すなわちウイルス感染防御対策にはリンパ球が必要です。

 

 **このリンパ球を増やしてくれるのがHSP入浴法です。

 

HSP入浴法は、普通の入浴より少し熱めで、少し長めが特徴の入浴法で、

この熱めで長めの入浴がリンパ球を増やすのに都合が良いので、HSP入浴法が非常に効果的です。

 

また、新型コロナウイルス感染患者さんの殆どが

リンパ球が減少していたという報告からも明らかです。

 

**2/14日本環境感染学会総会での国立国際医療研究センターの大曲先生の講演概要の「COVID-19の臨床上の特徴」にもほとんどの患者でリンパ球が減少しており、リンパ球減少が診断指標となりうるのではとの報告があります。

 

第二に:

細菌は、栄養さえあれば1個の細胞が2個に、次に4個、8個とどんどん分裂増殖しますが、

ウイルスは自分で増殖することができないので鼻、口、目などの粘膜細胞(上皮細胞)の中に

入り混んで(寄生する)、その細胞の遺伝子に組み込まれ増えていきます。

 

HSP(HSP70)には、このウイルスが細胞に入り込むのを抑制したり、

侵入したウイルスが増殖するのを抑制する効果があります。

このHSP(HSP70)を増やすのが、HSP入浴法です。

 

なかなか新型コロナウイルス感染が収束しない今(自分の免疫力が重要)、

自宅ですごすことが多くなった今だからこそ、

 

是非、自宅のお風呂で、免疫力を増加させるHSPを増やすHSP入浴法を試してください!

 

 

なお、HSP入浴法に加え、バランスの良い食事*と十分な睡眠、そして運動**も行ってください。

 

*食事で得られた栄養が分解されてエネルギー(ATP)が産生されます。このATPを使って私たちは生きています。

 

 HSPが働くときもこのATPを使いますので、バランスの良い食事得を心がけましょう。

 

**運動でもHSPは増加します。少し負荷のかかった(有酸素運動)を30分/日を1~2週間でHSPが増加しますので、運動も行って、さらにHSPを増加させましょう。

 

 

注意事項

 

・必ず水分補給をする。のぼせやすい人は、入浴前にも水分補給をすると良い。 

・入浴時間が比較的長いので、えらくなったら途中で休んでも構いません。

・通常は、HSP入浴法は週2回(例:土・水)で良い。他の日は、ぬるま湯でもカラスの行水でも良い。

*現在は、新型コロナウイルス感染がまだ収束に至っていない現況ですので、週3回(例:火・木・土)がお勧めです。

・入浴前、入浴中のアルコールはひかえる。保温終了後ならOK.

・冬場は、浴室と脱衣室の温度差があるので脱衣室を温めておくか、浴室でしっかり水分を拭き取り下着まで着てしまっても良い

・高齢者は、みぞおち下の半身浴(心臓に水圧がかからなく楽です)がお勧めです。肩が冷えないよう工夫する。

・持病があり、心配な場合は医師に相談する。

 

詳しくは、(一社)HSPプロジェクト研究所所長 医学博士 伊藤要子著

「加温健康法」(株法研 出版)

 

URL:https://www.youko-itoh-hsp.com/ を参照!