No.20200821 夏バージョンのHSP入浴法-2020年8月簡易版-

 

HSP入浴法を公に広めるようになってから、はや、20年近くなりました。 この間に、夏の外気温は明らかに高くなりました。HSP入浴法を夏・冬同じようには実施できません。そこで、現況のお風呂事情と気温を考慮した夏バージョンHSP入浴法 -簡易版-をお知らせします 

詳しい説明入りの 「夏バージョンHSP入浴法 -20208月説明入り詳細版- は、ホームの「HSP入浴法」の3に掲載。

 

 

  【夏にも必要なHSP

 

 

・夏は、シャワーで済ませがちですが、お肌のためにも、コロナウイルス感染予防のためにも、週2回のHSP入浴法は欠かせません。

 

HSPは、体の中から紫外線ストレスを予防してシミ、シワ予防に役立ちます。

 

HSPは、免疫を増強させる作用があり、コロナウイルス感染など様々な感染に対する免疫増強作用があります。

 

HSPにはストレス防御作用があります。

 

・最近は、長引くコロナストレスで、世界中でコロナ欝が心配されています。そんなコロナストレスから脳(海馬)の神経細胞を守るHSPが、コロナ欝の予防と治療の両面で活躍します

 

この暑い夏に  “なんでHSP入浴法を”、夏の暑さで十分ではないかと思われる方もいるかと思いますが、夏の気候(外気温35℃以上がずーと続く暑さ)による暑さと、HSP入浴法(4042℃での1020分の入浴と1015分の保温)のメリハリのある加温とは、身体に与える影響が違います。HSP入浴法では、所定の温度で所定の時間、加温することで身体に熱ストレスを与え、HSPを増加させることができます。

 

それでは、さっそく夏バージョンHSP入浴法にトライしてみましょう。

 

 

【準備するもの】

 

    飲料水:夏は脱水になりやすいため必ず飲料水を準備しましょう。

 

  ・のぼせやすい人汗が出にくい人*は入浴前にも水分をとっておきましょう。

 

  ・入浴中、保温中でも水分が欲しくなったら、水分補給して構いません。

 

  ・冷たい飲料水(それが体温になるまでの熱を身体から奪う)は体を冷やすので避ける。保温終了後なら冷たい飲料水もOK 

 

    防水タイプの舌下型体温計

 

    防水温湿時計時計温度(室温)湿度計も一緒についているのが便利)

 

    湯温計

 

 

 

【入浴前】

 

湯温の設定:外気温が30℃を超すのが普通になり、体表温度も冬より高いので、湯温は40℃で十分です。

 

かけ湯:湯船に入る前に、手や足など、心臓に遠い部位からかけ湯をし、汗や汚れを流しましょう。

 

 

【入浴】

 

入り方:  体温を38℃以上に上げる 、または、 体温を1.5℃以上上げる

 

・半身浴から、ゆっくりと心臓まで浸かる全身浴で肩まで浸かります。

 休息を取っても良いが入浴時間から差し引くこと。

 

高齢者、体力に自信の無い方は、心臓に負担の少ない半身浴がお勧めです。

 

体温の低い人は、38℃以上に体温を上げるのは大変です。

 体温を1.5℃以上上げることを目安にするのがよいでしょう。

 

入浴温度と入浴時間

 

  ・炭酸系の入浴剤を使用日常からシャワーではなく湯船に浸かる入浴をしている人は、

    体温が上がり易いので、湯温40℃で15分入浴でもHSPが有意に増加します。

  (実験で確認しています)

 

体温38℃以上

 

  ・夏は外気温が高く、冬より早く体温が上がります

 38℃を超えたら、保温に移っても構いません。さらに1分入浴すれば確実です。

 

入浴中

 

  ・入浴中、じっと動かずに湯船に浸かっていると、入浴時間がとても長く感じます。

 

  ・肩・腰・ふくらはぎなど気になる部位のマッサージやリンパマッサージ

   (水圧によって、血管やリンパが押され血行やリンパの流れが良くなります。

      リンパの流れに沿って下から上にマッサージする。)

     HPに記載の 「運動するHSP入浴法」 にある手首や肩もみ運動などで体温も上がりやすくなり

     入浴時間も短く感じられます。

 

浴室温度

 

  ・夏は外気温が高く、浴室の温度は30℃前後になり、浴室湿度も90%以上になるので、

     途中で換気をしてください。

 

 

 

浴室での保温

  ・夏は外気温が高く、浴室も30℃前後で、体温が急に下がることもないので、入浴後そのまま浴室で保温しても良いです

 

  ・浴室での保温のためには、1015分ほどリラックスして保温できるような、自分なりの風呂場環境を整えましょう。

 

 

 

 【入浴後の保温】

 

  HSP入浴法で重要なのがお風呂からあがったあとの保温です。

 

  ・夏は、特に浴室から出ても汗が出続けるので、身体を拭いたあと、Tシャツ・短パンなど

     汗を吸いやすいラフな服装でよいです。

 

・入浴後は急に、体を冷やさないこと。クーラーの強い冷気や冷たい飲み物がほしいところですが我慢。

 保温後ならOKです

 

・入浴後の体温を37℃以上に保って、全身に熱をこもらせることで体内に

  HSPができる準備となります→保温が重要。

 

  ・室温が30℃を超える場合は、

     体温が下がりにくいので扇風機や軽くエアコン(2829℃に設定)を使用しても構いません。

 

・夏は特に、大量の汗をかくので、必ず、水分補給をしてください。

 

 ・保温後は、冷たい飲み物もOKで、扇風機やクーラーなどの冷房も自由に利用してください。

  メリハリをつける

 

 

入浴で38℃以上まで体温を上昇させて、保温で37℃台をキープするまでが、HSP入浴法です。

 

 

*保温の時に出る汗は、体温調節の汗(エクリン腺から出る汗)なので、成分は殆ど水です。

 

**体の中の余分な熱を体外に捨てる方法(熱の放散)には、輻射、伝導、対流、水分蒸発(発汗)の4つの方法がありますが、外気温が高くなると、発汗しかありません。

 

 

 HSPの増加について】

 

 ・HSPは入浴2日後にピークを迎え(入浴13日後まで高い値を示す)、

  1週間後にはもとの値に戻ります。

 

 ・1回目入浴のHSPが減少しはじめたころ(1回目入浴の3~4日後)に、再度HSP入浴法を行うと1週間比較的高いHSPが得られるので、2回のペースが理想です。(例:1回目土曜日、2回目火または水曜日など)

 

 ・毎日HSP入浴法を実施してもかまいませんが、HSPが2倍、3倍と増えるわけではありません。増えても、非常にわずかです。HSP入浴法以外の日は、自分の好きな入浴法をしてください。

 

 ・旅行やイベントなど 「この日に元気になっておきたい、この日が勝負」 という日の2日前にHSP入浴をすると、その日の疲労やストレスが軽減されます。

 大切な日の2日前には、HSP入浴法を!“

 

  ・毎日HSP入浴法を実施した場合、4週間でなれ(耐性)が起こり始め、効果が減少することがあります。2回のHSP入浴法を継続して実施した場合も、3ヶ月でなれ(耐性)が起こり始め、効果が減少することがあります。そんな時は、約1週間HSP入浴法を中止してください。すると、元に戻りますで、その後、またHSP入浴法を再開してください。

 

  

 

「夏バージョンHSP入浴法 -20208説明入り詳細版- 」が、

 

ホームの「HSP入浴法」の3に掲載されているので、詳細についてはそちら

 

を参考にしてください。