No.20221113  赤ちゃんを泣き止ませ寝かしつけるにはWalkとSit

赤ちゃんが泣き止まないなかなか寝付かないと困っているママ、パパ

そして孫の赤ちゃんの世話を頼まれたおばあちゃん、おじいちゃん、朗報です!

科学的根拠に基づいた赤ちゃんの泣き止みと寝かしつけの方法が報告されました(理科学研究所:大村・黒田らの国際共同研究グループ)2022/9/14理研プレスリリース「赤ちゃんの泣き止みと寝かしつけの科学」を紹介します。

 

赤ちゃんの寝顔は本当に可愛くて、見てるだけで心も和みますが、 泣き出して抱っこしてあやしてもミルクあげても泣き止まない、やっと泣き止んだと思ってベットに寝かすとまた泣き出す、この繰り返しでお母さんも疲れてしまい、何日も続けばかわいい我が子でもストレスになります。まずは、困ってるお母さんのために結論から

赤ちゃんを効果的に泣き止ませ寝かしつける方法

動きと抱っこの組み合わせ:生後7カ月以下の赤ちゃん21人とその母親の協力を得て実施

問題1.母親が抱っこして歩くことで泣きが減っても、30秒だと歩くのをやめると赤ちゃんはまた泣き始めた。

問題2.抱っこ歩きで赤ちゃんが眠った後も、ベッドに置くと1/3の赤ちゃんは起きてしまう

・そこで、赤ちゃんの状態を心電図と心拍数を測定

・赤ちゃんの心拍数の変化→赤ちゃんの睡眠や覚醒状態を制御する自立神経の活動状態を反映する

 

結果:1 .寝続けていた2/3の赤ちゃんは、ベッドで寝たほうが抱っこで寝るより、より深い眠りに入った。

問題3.抱っこ歩き5分後、なぜ眠り始めから58分座って待ってベッドに置くのか

・眠ってから5分以内にベッドに置かれた場合には、置く途中で目を開けたり、声をだしたり、とかなり起きかける。

・眠ってすぐの睡眠は「ステージ1睡眠」と呼ばれ、眠りが浅くちょっとした物音でも起きてしまう。

 

・「ステージ1睡眠」の長さが、赤ちゃんでは、平均8だった。


結果

 

赤ちゃんが眠り始めてから、5~8分間松と、より深い睡眠に入り、赤ちゃんが起きにくい


抱っこ歩きの注意

・歩く場所は:つまずきやすいものがないたいらなところ、 

・抱っこは:手でも、抱っこひも、おんぶひも、使っても良いが、グラグラしないよう赤ちゃんの体と頭を自分の体に付けて支える。

・歩き始めたら急に向きを変えたり不必要に立ち止まったりせず、一定のペースで淡々と5分間ほど歩く。

510分間歩いても赤ちゃんが全く泣き止まない→いつもと違ったところはないが観察する→病気で体の具合が悪い?

そのほかの注意

・育児方法は文化により様々である。

5分間の輸送(抱っこ歩き)は、今泣いてる赤ちゃんを泣き止ませる即時効果があるが、

  普段の育児方法を代替えするものではなく旅行や親の不在等普段と異なる状況で赤ちゃんが眠いのに寝付けなくぐずっている場合に役立つ

 

 

上記の資料は、全て2022年9月14日理研のプレスリリースから引用しています。

詳しくは、赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学 | 理化学研究所 (riken.jp) を参照ください

バンダナ先生の懐古

バンダナ先生の子供たちは、赤ちゃんの時、夜泣きもなかったのですが、時々ぐずって抱っこしてないと寝付かず、寝たと思って

ベッドに置くとすぐ泣き出し、また抱っこしてベットに置く、と何度も繰り返し、結局一晩中抱っこしていたこともありました。

赤ちゃんが泣くと本能的に母親は抱っこ歩き(輸送)をしますが、“寝てから58分間座って待ってからベッドに置く”を知らなかった。あの時8分待つ』を知っていたらと思います(深夜の8分間は結構長くて短い)

 そして赤ちゃんはベットに置かれる時、抱っこされたお母さんの心臓の音で安心してたのが、お母さんから離れるまさにその時

 

(不安を感じるのか)、心拍数が高まり赤ちゃんは覚醒しやすくなるのだと思います。これこそ、赤ちゃんとお母さんの絆だと思います。

 

子供から、待つこと・忍耐を学びました。お母さんは、子供から色々学び、強くなっていきます。

      そして時々、子供をしっかり抱きしめて絆を確かめましょう。

              赤ちゃんをお持ちのお母さん、赤ちゃんが泣いて寝付かないときは、

    5分間の抱っこ歩き(Walk)と、寝入ってから8分間座って待って(Sit)からベッドに赤ちゃんを置いてください。

         (この論文ではSitとなっていますが、バンダナ先生としては、SitよりWaitが似合ってると思います。)

 

                       大丈夫、頑張れ! お母さん!!

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