バンダナ先生・伊藤要子のブログ


No.20200404 コロナ欝から身を守るHSP入浴法

一石(HSP入浴法)二鳥(コロナウイルス感染の予防とその感染長期化によるコロナ欝の防御)の 「HSP入浴法」

WHO311日に新型コロナウイルス(COVID-19)について「パンデミック(世界的大流行)」と見なせると表明し、新型コロナウイルス感染は今や世界中に広まり脅威となりました。2020東京オリンピックも延期となりました。

新型コロナウイルス感染の長期化により、子供達(教育)、大人(不況、解雇、収入)、高齢者(感染、介護)への経済・生活不安・ストレスも長期化し、これからは、ウイルス感染による肺炎などの疾患のみでなく、先の見えない不安・ストレスによるメンタルな病気、うつ(コロナ欝)などの精神的・感情的障害も増えてくると予想されます

ヒートショックプロテイン(HSP)の欝(感情障害)の予防・治療効果

実は、欝に関しては、昔から興味があり、欝の患者さんのHSPはキット減少しているに違いない、

HSP入浴法でHSPを増加してあげればキット元気になるのではと考えていました。

 

想いは通じる!!

 

 

まさに、桶狭間こころケアーセンター精神神経科部長 鈴木竜世先生と、「欝病とHSP」の共同研究する機会を得ました。

その結果、欝病患者さんでは、HSPが減少しており、HSPを増やすマイルド加温療法(HSP入浴法)でその病態が改善されることが分かり(2011年)ました。更に2017年には岡山理科大・徳島大病院から欝関与のタンパク質特定とセンセーショナルな発表がなされ鬱の発症にHSPが関与していることが明らかになりました。

 

 

最初は、のんびりできると楽観してたのが、コロナウイルス感染が長期化し、外出自粛や在宅勤務、休校などによる、運動不足、ストレス食い、欲求不満、家庭内でのいざこざ、DVまた経済不況による休業・倒産など精神的ストレスが蓄積する一方です。既にこのような状況が報告されつつあります。

メンタルな障害、欝などの精神的症状が出る前に防御の手段として(軽度であれば治療にもなる)、自宅でできる、HSPを増加させるHSP入浴法の実践をおすすめします。

欝病は、重症化するとなかなか治りにくい病気です。

 

 

自宅で過ごす時間が多くなる、今だからこそ、

 

家族で、楽しくHSP入浴法を実施して健康を維持していきましょう。

 

 

 

HSP入浴法が、「コロナ欝」に有効な根拠

 

1)欝(うつ)や躁(そう)などの感情障害の患者さんのHSP:(2011年)

 

 ・欝の患者さんは、HSPが有意に低下しており、躁の患者さんのHSPは正常値の人も低値の人もあり、傾向としては低下傾向にあることを臨床研究で確認しています。

 

 ・HSPが低下している欝の患者さんにHSPを増加させるマイルド加温療法を実施すると、HSPは有意に増加することを臨床研究で確認しています。

 

 ・欝の患者さんにマイルド加温療法を実施した臨床研究では、有意に臨床症状(抑うつ気分、不安、自律神経機能、握力)の改善が認められました。

 

   *桶狭間こころケアーセンター精神神経科部長 鈴木竜世先生との共同研究

 

   *上記の1)の結果は2011年日本ハイパーサーミア学会にて発表

 

2)動物実験で、うつ関与のタンパク質特定:(2017年)

・ストレスを与えて欝状態にしたマウスの脳の海馬でHSPが著しく減少しており、HSPを増加させる薬剤(GGA:テプレノン)の投与で欝行動が改善したという報告があります。下記の論文

 

 3)精神科の医師達は、このまま流行が長引くと、日本経済のダメージにより仕事がなくなる人が増えれば精神科の患者が増えるだろう、また感染症恐怖症や不潔恐怖の悪化による清潔潔癖症の患者さんが増えるだろうと予測しています(20200327「新型コロナウイルス感染症の外来患者への影響」日経メディカル)。

 

    よって、ウイルス感染による不安やストレスによるコロナ欝を防御するため日頃から「HSP入浴法」でHSPを増加させよう。

 

 4)日本の新型コロナウイルス感染症の流行ピーク期を感染流行数理モデル(SEIRモデルで1/152/29までのデータから)で予測した結果、流行時の基本再生産数R02.6で流行は7月下旬~8月下旬にかけてピークに達すると予測されました。(J Clinical Medicine 2020年神戸大 國谷紀良先生)

 

    よって、夏場のコロナウイルス感染の流行に備えて、あらかじめ「HSP入浴法」でHSPを増加させよう。

 

 5)大きな災害の後の復帰過程において(例:2011年東日本大震災)

 

  ・災害直後はHSPが増加し(反ショック相)、身体を守ろうと頑張りますが(抵抗期)、ストレスが継続し状態が改善されないと、HSPも枯渇してきて身体を守れなくなり(疲弊期)、いろいろな精神疾患や自殺者が増えます。

 

   よって、HSPが減少・枯渇しないよう「HSP入浴法」でHSPを増加させよう。

 

 6)セリエのストレス説の警告反応期(ショック相と反ショック相)、抵抗期、疲憊期のうち、反ショック相と抵抗期にHSPは増加すると私は考えており、ストレスに耐え、ショックから立ち直るよう働くと思われます。

 

*基本再生産数(R0:各種病気の感染力)

1人の感染患者がその感染力を失うまでに何人の未感染者に感染させるのかという人数。

 

   R0<1 :感染は収束していく、 R0>1:感染の増加が起こる

 

   *うつは本人では気づきにくいこともあるので、周りの人が早期に見つけ病院に受診するとともに家庭ではHSP入浴法を実践しましょう。

 

   *HSP入浴法に関してはウイルス感染予防でのHSP入浴法の実際の手順と同じですが、今回は詳しく記載します。

 

HSP入浴法の実際

 

1)入浴の準備

 

 ・準備するもの

防水舌下用体温計(腋窩用でも良い)、防水タイマー、水分補給用の飲み物、乾いたタオル

 

 ・浴室床面に湯うちしたり、シャワーをかけたり、風呂フタを取っておいたりしてあらかじめ浴室を温めておく

 

・入浴は、手・足など心臓に遠いところからかけ湯をしてから湯船に入る

 

・湯船には、足・手・体と心臓に遠いところから湯船に入る。

 

 

2HSP入浴法のレジメ 

 


40℃の湯温なら入浴時間は20分、41℃なら15分、42℃なら10分入浴する。

 

・体温上昇としては1.52.0℃を目指す。

 

(体温が低い人、例えば35℃の人が38℃になるのは大変ですので、1.5℃以上上がれば良い)

 

・最初は舌下用の体温計で舌下温(舌の下に体温計の先が当たるまで入れる)を測定しながら入浴し、

 

体温と温かさの感覚がわかるようになったら測定しなくても良い。

 

 ・肩まで浸かる全身浴が基本。

 

 ・じっと入浴していると、熱さが気になり時間が長く感じるので、手足のマッサージをしたり、運動(HSP入浴中の運動:HPに掲載)したり、歯を磨いたり、歌を歌ったりしている(結構、エコーがかかってうまく聞こえる)と早く時間が過ぎます。

 

・えらいなと思ったら、短時間であれば立ったり、湯船に腰掛けたりして休息しても構いません。

 

・のぼせやすい人は、入浴前に水分補給をすると良いです。

 

・入浴途中で水分補給をしても構いません。

 

・高齢者、体力のない人は、半身浴(みぞおち下まで浸かる)でも構いません。肩が冷えないように、片カバーを付ける、蓋を首元まで付ける、全身浴と交互にするなど工夫する。

 

みぞおち下まで浸かるだけなので、心臓に水圧がかからず大変楽にできますが、肩が冷えやすいです。

 

・持病があり心配な方は医師に相談する。

 

・入浴後は、身体の水分をよく拭き取り、冬場は浴室で下着まで着て出ても良いです。

(身体についた水分が体温を奪って気化していくので寒く感じる、しっかり水分を拭き取ってから浴室を出る)

 

 

3)   入浴後は、保温(水分補給も忘れずに)

 

 ・結構、蔑ろにされがちなのが、保温です。HSP入浴法は、この保温が締めなのでしっかり行う。

 

 ・冬場は、靴下履いて、ガウンやトレーナを着て、1015分間、2025℃の部屋で37.037.5℃を保って保温する。この時、大量に汗が出るので、水分補給を忘れずに。

 

体温が下がりそうなら、生姜紅茶など飲んで体温を維持する。

 

 ・保温の時間に、お肌の手入れや、体が暖まって筋肉も伸びやすいので「保温中にお勧めの運動」(ホームページに掲載)をしても効果的。

 

 ・保温が終われば、冷たい飲み物もOKです。

 

 

4HSPの産生とHSP入浴の回数

 

HSPは、HSP入浴の2日後をピークに13日間有意に高い値を示しますが、7日後にはもとの値に戻ってしまいます。(HSPは、1回実施すれば、ずーとそのまま存在するタンパク質ではなく、減少していく)

 

HSP入浴は、一般には週に2回で良いです。

 

  例: 土曜日にHSP入浴すると、2日後の月曜日にピークとなり、減少していく火か水曜日に2回目の

 

HSP入浴法を行えば、木・金曜日にHSPがピークになり、1週間比較的高いHSPが維持されます。

 

・今回のように、コロナウイルス感染の流行時には、週に3回(月・水・金など)実施するのが望まれます。

 

HSP入浴日以外の日は、カラスの行水、ぬるめで長めなど、どんな入浴法でもかまいません。

 

 

5)追加

 

 ・HSP入浴日以外の日に“ストレス解消入浴“を試してみてください。

 

ストレス解消入浴には、体温を約1℃上げます。

 

入浴で体温が約1℃上がると心地よい熱さで、ストレスも軽減します。

 ・HSP入浴法では体温を約1.5℃上げるので、最初は、気持ちよいより少し熱めに感じますが、

  慣れてくると気持ち良くなってきます。

 

HSP入浴法は、先にお知らせしたコロナウイルス感染予防のみでなく  

 

           今回のコロナ感染長期化によるコロナ欝の防御にも効果的です。

 


HSP入浴法ではHSPが増加し、ウイルス感染予防と欝の防御に役立つ、一石二鳥の賢い入浴法です。  

ぜひ、実践してください!

 

 

 

 セリエのストレス説

 

1. 警告反応期
・過度なストレスに対する警報を発し、ストレスに耐えるための緊急反応の時期です。 

 

・初期のショック相では、心拍低下・血圧低下・体温低下・血糖値低下・筋緊張の弛緩などが見られますが、

 

反ショック相では、ショックから立ち直り、ストレスへの適応が本格化し始めます。

 

・この反ショック相の時HSPも増加し、身体をストレスから守ります。

 

2. 抵抗期 :

 

・ストレスへの適応反応が完成した時期で、持続的なストレスとストレス耐性が拮抗している時期です。

 

一見、生体が正常な機能を取り戻したように見える時期ですが、ストレスが続くとエネルギーが消費し過ぎて枯渇すると疲憊期に

 

突入してしまいます。

 

3. 疲憊(疲憊)期 :
  ・長期間継続するストレスに生体が対抗し切れなくなり身体は疲弊し、HSPも消耗し適応の限界となり、最悪の場合死に  

 

至ることもあります。

*新型コロナウイルス感染の長期化は、HSPの疲弊による障害を招く恐れがあるので、HSPを増加させるため、自宅での継続的なHSP入浴法が望まれます。

No.20200305 ウイルス感染予防対策としてのHSP入浴法の意義 -体を温めて免疫力を高めよう-

昨年末から広がった新型コロナウイルス感染は、

いまだ、感染者は増加しており、油断できない状況です。

 

道行く人々は皆マスクを着用しています。

 

パンを買いにはいった田舎のスーパーでさえ、紙製品の棚が全くの空、

「ワー、こんな田舎まで」と驚き。

 

新型コロナ感染情報そしてその予防対策が、連日、報道されています。

そんな中、バンダナ先生としては、

やっぱりここで、ウイルス感染対策としての“免疫を増強させるHSP入浴法”を

マジでお知らせすることにしました。

 

体の外から行う予防対策

 

・感染の機会を減らす→人が大勢集まる場所には出かけない

・集会、催し物の自粛、・小・中・高校の一斉閉鎖、・感染経路の遮断  など

・接触感染予防→手洗い、うがいの励行

・目や鼻、口を不用意に触らない

・症状のある人・症状のある人と接触する際はマスクの使用

・咳エチケット(マスク使用) など

 

そして、これ以上なかなか新しい外的予防対策がないのが現況ですが、

 

まだ、自分でできる重要な予防策があります!

体の中から予防すること、自分の免疫力を増強する方法です。

 

体の中から行う予防対策

すなわち自分自身の細菌やウイルスに対する免疫力を高める予防方法です。

手洗いうがいをしても感染してしまったら、やっぱり、自分の免疫力で戦うしかありません。

同じ集会場にいても、感染する人と感染しない人がいます。

 

この違いには、その人々の自分の免疫力が大きく貢献します。

 

このウイルス感染対策には、免疫力を高めるHSP入浴法が大変効果的です。 

 

**HSPとはストレス(ウイルス感染もストレスの1つです)から私たちを守ってくれるタンパク質で、

免疫を高める作用もあります。本文で述べるHSPHSP70のことを言います。

 

その効果とは、

第一に:、

 

感染には、細菌感染とウイルス感染があり、夫々に対し戦う免疫細胞(戦士)が違います。

 

ウイルスに感染した細胞にはリンパ球(キラーT細胞)が攻撃、

細菌(ばい菌)感染には好中球、単球(マクロファージ)が攻撃・処理します。

すなわちウイルス感染防御対策にはリンパ球が必要です。

 

 **このリンパ球を増やしてくれるのがHSP入浴法です。

 

HSP入浴法は、普通の入浴より少し熱めで、少し長めが特徴の入浴法で、

この熱めで長めの入浴がリンパ球を増やすのに都合が良いので、HSP入浴法が非常に効果的です。

 

また、新型コロナウイルス感染患者さんの殆どが

リンパ球が減少していたという報告からも明らかです。

 

**2/14日本環境感染学会総会での国立国際医療研究センターの大曲先生の講演概要の「COVID-19の臨床上の特徴」にもほとんどの患者でリンパ球が減少しており、リンパ球減少が診断指標となりうるのではとの報告があります。

 

第二に:

細菌は、栄養さえあれば1個の細胞が2個に、次に4個、8個とどんどん分裂増殖しますが、

ウイルスは自分で増殖することができないので鼻、口、目などの粘膜細胞(上皮細胞)の中に

入り混んで(寄生する)、その細胞の遺伝子に組み込まれ増えていきます。

 

HSP(HSP70)には、このウイルスが細胞に入り込むのを抑制したり、

侵入したウイルスが増殖するのを抑制する効果があります。

このHSP(HSP70)を増やすのが、HSP入浴法です。

 

なかなか新型コロナウイルス感染が収束しない今(自分の免疫力が重要)、

自宅ですごすことが多くなった今だからこそ、

 

是非、自宅のお風呂で、免疫力を増加させるHSPを増やすHSP入浴法を試してください!

 

 

なお、HSP入浴法に加え、バランスの良い食事*と十分な睡眠、そして運動**も行ってください。

 

*食事で得られた栄養が分解されてエネルギー(ATP)が産生されます。このATPを使って私たちは生きています。

 

 HSPが働くときもこのATPを使いますので、バランスの良い食事得を心がけましょう。

 

**運動でもHSPは増加します。少し負荷のかかった(有酸素運動)を30分/日を1~2週間でHSPが増加しますので、運動も行って、さらにHSPを増加させましょう。

 

 

注意事項

 

・必ず水分補給をする。のぼせやすい人は、入浴前にも水分補給をすると良い。 

・入浴時間が比較的長いので、えらくなったら途中で休んでも構いません。

・通常は、HSP入浴法は週2回(例:土・水)で良い。他の日は、ぬるま湯でもカラスの行水でも良い。

*現在は、新型コロナウイルス感染がまだ収束に至っていない現況ですので、週3回(例:火・木・土)がお勧めです。

・入浴前、入浴中のアルコールはひかえる。保温終了後ならOK.

・冬場は、浴室と脱衣室の温度差があるので脱衣室を温めておくか、浴室でしっかり水分を拭き取り下着まで着てしまっても良い

・高齢者は、みぞおち下の半身浴(心臓に水圧がかからなく楽です)がお勧めです。肩が冷えないよう工夫する。

・持病があり、心配な場合は医師に相談する。

 

詳しくは、(一社)HSPプロジェクト研究所所長 医学博士 伊藤要子著

「加温健康法」(株法研 出版)

 

URL:https://www.youko-itoh-hsp.com/ を参照!

 

 

No.20191122 オシッコの時間21秒に内なるストレスを排出し、優しい心になる!

お風呂に入ると、ホッとしますよね。

 

あのホット感大好きです。

 

お風呂のホッと感には劣りますが、オシッコの後のホッと感もなんか救われた感じですよね。

今回は、「オシッコにかかる時間は、3kg以上の哺乳類はみんな約21秒と同じ」というお話。

 

さあ、みんな、イライラしたり、行き詰まったら、トイレに行って、21秒間オシッコしよう!

 

「体重3kg以上の哺乳動物の排尿にかかる時間は21±13秒と一定である」
Duration of urination does not change with body size

 

PJ. Yang et al. PNAS August 19, 2014 111 (33) 11932-37.

 

という論文について、4人の医師が楽しく議論し合う内容が、臨床ニュースで

 

取り上げられていました(201909273.com)。私も素晴らしい論文だなと思って

 

調べてみたところ、なんとイグ・ノーベル賞2015年物理学賞を受賞している。受賞のヤングさんはインタビューで、「比較的大きな種には「縮尺法則」が驚く程一定している。様々な目的に対応する拡縮可能なデザインがあるかもしれない」と。

 

論文の内容は、「米アトランタ動物園の動物たちを対象に排尿の高速ビデオ撮影と流量測定を行い、体重による排尿の流体力学を検討した。その結果、体重3kgを超える哺乳類が排尿で膀胱を空にするのにかかる時間はネコからゾウまで一定で、21±13秒の範囲に収まることが分かった。」というのです。すなわち、オシッコにかかる時間は、ネコ、ヒト、ウシ、ゾウまで、約21(8秒~34)と一定だというのです。これは、ブログで皆さんにお知らせねばとその論議をまとめてみました.(ちなみに、ネズミのオシッコは約1秒未満。小動物の排尿時間は大きく異なる。)

                 みなさん、早速、ストップウォッチをもって、トイレで確かめてください。

ちなみに、旭川医科大学病院臨床研究支援センターの松本成史先生の調査によると、日本人の排尿時間は男性で平均29.00±20.62秒、同女性で18.05±12.48秒となり、男性の方が10秒以上長かった、ということですが、やっぱりヒトも2030(21±13)と同じオシッコの時間はおどろくほど一定している。

 

そこで、まずは、「排尿時間は約21秒と一定」の謎を3方向から検討した。

 

1、約21秒前後の排尿が哺乳類には最適なのだろうか?

 

この論文によると、

 

・尿道の長さや直径、膀胱の容量は動物の体重に比例するけれど、膀胱の圧は体重にかかわらず一定ということです。

 

これらの動物の尿路もヒトと同様、移行上皮細胞(この細胞は伸び縮みするので、オシッコを貯めることができる)とすると、その伸びる割合は種を超えてほぼ一定ということです。ゾウだから細胞サイズが大きいとか、すごく伸びるということではなく、

ネコもヒトもゾウも膀胱の伸びる割合は同じということです。

1-1.膀胱や尿管の細胞に負荷を掛けず、最適な時間で排尿するようにできているらしいのです。

 

外敵のことを考えたらなるべく短時間でオシッコを切り上げた方がよい。

 短く8秒未満で膀胱を空にしようと思ったら、圧がかかりすぎて尿管が破裂する。膀胱の壁が耐えきれなくなってしまう。

 

1-2.尿道の径がもうちょっと広ければスピードは速くなるのに、適度に狭くなっているということは。

 ・適度に時間をかけるメリットが他にあるんじゃないか。

 

・時間が短いとマーキングが十分にできないんじゃないか。

 

・おしっこには、自分の存在意義を出すための役割がるんじゃないなか。

 

・シャーと数秒で出すより、21秒くらいかけて、ある程度振りまく方がよいのじゃないか。

 

1-3.この論文では、身体の大きさと尿道の長さ、尿道の径は比例しており、また、膀胱の容量も身体の大きさに比例していることが示されている。すなわち、身体の大きさによって尿道、膀胱のサイズが決まっているということ

 

・尿道の径が広いと締められないし、狭いと排尿時間が長くなる。

 

・身体の大きさに対して膀胱が小さいと回数が増えるし、大き過ぎると重たくなってしまって、外敵から身を守る(逃げる)のに不利になってしまう。そのバランスが重要

 

・排尿に時間がかかり過ぎると敵から逃げるのに大変だし、ある程度溜められないとトイレばかり行って不便だし、尿管に負荷がかかるのも困るし、ある程度マーキングもしたい。

 

 

すなわち、これらの条件の中で行き着いた最速、最適な時間が21±13秒で一定であったということなのか?

 

全ての生物の体というものは、その生物種に合ったベストな形に最適化されてきている

 

2、21秒かけて排尿するメリットがあるのか?

 

生物には何百万年、何千万年という進化の結果「これが今生きる上で一番よい」という最適解がある。

20秒くらいかけて排尿するメリットというのは、あるかもしれない?

 

2-1. メンタルヘルスの領域に「暗示放尿」という瞑想的手法がある。

・暗示放尿とは、排尿時には目を閉じて、「体の内側から外側へ、嫌なものをおしっこに乗せて全部排出する」というイメージを頭に浮かべて、放出する感覚に集中する方法。

 ・精神面を整えるという意味合いで、アスリートが試合前によくやる方法。

 ・20秒くらいあれば集中しやすいし、メンタルを整えやすい、20秒くらいの感覚が一番気持ちよいと言えるのかもしれない。   すなわち、

 

20秒くらいが整える時間にちょうどいい。

2-2. 精神の浄化作用に「カタルシス」という精神療法がある。

*カタルシスとは、精神医療においては「抑圧されていた心理を意識化させ、鬱積した感情を除去することで症状を改善する精神療法」を言います。

 

・人間は基本的に、体の内から何かを外に出すという行為を「気持ちよい」と感じる。

歌とか、声、汗、精液、便、尿も同じで、「内から外に出す」という行為そのものが気持ちよい。

・膀胱圧やスピード感、持続時間、すべての条件がベストと感じられるのが、21秒であると。すなわち

尿の場合には、一番気持ちよさを感じる持続時間が「21秒」なのかもしれない

2-3. 超一流のビジネスパーソンは秒単位で時間を切り詰めて生きているけど、おしっこの時間は削らない。

 

・『一流のビジネスマンは2秒でおしっこをする』っていう本は、ない。

・一流のビジネスパーソンであっても、むしろ、「この排尿時間が気持ちよい」と思っているのでは。

・2秒でおしっこすると体に悪い気がする。尿道も切れるかもしれない。本能的な調整。

排尿1回にかける21秒が哺乳類に等しく必要な時間だと考えると、身体の思うまま、本能に正直に生きることが、身体にとって一番気持ちがよいということなのかもしれない。   よって、

 

人生には切り詰めちゃいけない時間もある。「オシッコの21秒を切り詰めてはいけない」

3.、排尿にかかる21±13秒を有効活用する

 

3-1.  リラックスに必要な最小限の時間に何か意味があるのではないか

 ・排尿するとホッとする感じがする。短すぎるとリラックスしきれない。

・「ちょっと落ち着く」のに必要な最小単位が20秒前後なのだとしたら、たまたまの21秒なのではなくて、何かにリンクしている可能性はないか。例えば、交感神経有意から副交感神経優位への切り替え時間

・欠伸(あくび)は最初から最後までで20秒くらい?……副交感神経優位になる。

・排便には副交感神経しか関わらないのに、排尿には交感と副交感の両方の自律神経が関わる

・人間の排尿は、下腹神経(交感神経)と骨盤内臓神経(副交感神経)の2種類の自律神経支配である。

・排尿時はやっぱり副交感神経優位になっていた方がよい。

・現代社会はほっといてもストレス過多なので、排尿時くらいはリラックスする→21秒じっくり排尿することは重要。

・排尿中も「はよ出ろや」と思ってしまと、交感神経優位になり過ぎて、副交感神経への切り替えができない。

 

今ここにある尿道をとおるオシッコの動きに集中することによって、

 

交感神経優位の状態から、副交感神経優位に切り替わり、ホッとする。

 

3-2. マインドフルネス排尿

 ・小便器のハエのマークに当てる仕掛けがあったとしても、あえて目を閉じて、全身で小宇宙(コスモ)を感じ、それを己の尿道に集中させて押し流す。マインドフルネス排尿。

・忙しい現代人こそ、無駄な時間と思わず、心を整える時間として排尿の21秒を有効活用するのがよい。

・排尿はそもそも尊い行為です。

 

バンダナ先生のまとめ

 

・オシッコにかける約21秒は私たち哺乳類にとって皆同じで最適な時間です。

 

・オシッコに、内なるストレスを全て排出し、副交感神経優位になり、ホッとする。

 

 

オシッコの時間21秒に心を整え、優しい心になって、トイレから戻ろう!

 

バンダナ先生のおまけ

 

       辛い時は、オシッコが出なくてもトイレに行って、21秒間泣いてもいいよ!

 

イグノーベル賞:

1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」に対して与えられるノーベル賞のパロディーである。

13年連続日本人が受賞しています。バンダナ先生も? いや、やはりノーベル賞を!

No.20191003 HSPの起源とバンダナ先生がHSPの研究を始めた起源

 

1. HSP (ヒートショックプロテイン) の起源

 

HSPがいつ頃から存在したかは、確かな確証はありませんが、私的には、生命誕生とともに存在したと思っています。

 

地球が誕生したのは45億年前です。その時の主成分は、水素(H2)、水(H2O)、メタン(CH4),アンモニア(NH3、酸化炭素(CO)でした。これだけあれば、生命誕生の成分は、十分です。現在、118種の元素が地球上で発見されていますが、我々の身体を構成する元素は、水素(H)、酸素(O)、炭素(C)、窒素(N)で99.3%を占めます。我々の体を細かく細かく分けて、もうこれ以上分けられないという物質が原子(元素)で、身体全部の原子数の63%がH、25.4%がO、9.5%がC、1.4%がNで、これら4つの元素で我々の体の99.3%を占めるのです。

その他カルシウムが0.31%、リンが0.22%、存在しますが、桁はずれに少ない。時々、人体の素朴さと複雑さに感激してしまう。美人とか、かっこいいとか、イケメンといっても、所詮、H,O,C,Nで出来ているのです。

 

みんな!見た目じゃない、中身は、誰でもH,O,C,Nなんだから、みんな同じだ!

 

このH,O,C,Nが、紫外線や宇宙線、自然放電のエネルギーで、くっつき合ったり、離れたり、壊れたりしながら、色々な有機物(炭素を含む化合物)ができた。そして、地球誕生から10億年たった、35億年前に偶然と必然が相まって、最初の生命が海の中で誕生した。生命というからには、自己増殖できなければならない、すなわち遺伝子、DNAが必要です。

 

なぜ、DNAは、2本鎖のらせん構造なのか。紫外線のエネルギーでは1本鎖は切れても2本鎖は切れない。紫外線でDNAの1本鎖が傷害されても、残った正常の1本鎖をお手本にDNAを修復すれば、生き残れるのです。

なぜ、陸上でなくて海水中なのか?---どっちでもよさそうですが、すごく違う!

 

陸上では、強い紫外線や宇宙船が降り注ぎ、火山活動も活発で、生命誕生そして生物が生きていくにはあまりに厳しい状況だったと思われます。

 

また、海水中の方が、紫外線も弱まるし、なんといっても水の中ではいろいろな化学反応が起こりやすいのです。水は、本当に、すごいんです。水は、多くの物質を溶かすので、溶けた物質がお互いに自由に反応し会い(出会い系サイトみたいです)、反応仕合い新しい物質ができては壊れ、ついに生命誕生です。

35億年前の地球は、紫外線はめちゃくちゃ強く、宇宙線もやたら降り注ぎ、雷のような自然放電もゴロゴロ、ピカピカなっていたでしょう、暑かったり、寒かったり、それらの過酷なストレス環境に備え生き抜く物質の備えが必要でした。

 

そうです、ストレスから生き物を守ってくれるHSPが必要不可欠だったのです。

 

よって、最初にできた細胞のDNAにはHSPを作るためにHSPの遺伝子があったに違いありません!

 

2. バンダナ先生がHSPの研究を始めた起源

 

 私は、大学生の頃は生化学を、卒業後の愛知医科大学では、最初、血液の凝固(血液が固まること)・線溶(固まった血液を溶かすこと)の研究をしていましたが、故あって“放射線医学講座”に移籍***することになりました。放射線医学では、治療・生物学・物理学部門があり、放射線生物学を担当しました。

 

最初、がん細胞やがんを移植したマウスの放射線治療*や抗がん剤治療**を研究していましたが、時間的に自由が利く、がんの温熱療法の研究を始め、HSPと出会いました。温熱療法では、1度温熱療法をすると熱に耐性ができ、続いて温熱してもがん細胞が熱に強くなり、死ななくなってしまいます(温熱耐性)。

 

よって、温熱療法は週1回、多くて2回しか実施できません。しばらくしてこの温熱耐性物質がHSPだと判明しました。多くの温熱研究者は、週に何度も温熱療法ができるように、何とか、このHSPをなくす方法を研究していました。 私は、この温熱耐性物質HSPを逆に利用することを考えました。

 

実は、熱刺激で増加したこのHSPは、熱ストレスだけでなく、様々なストレスから細胞を守ってくれることが分かりました。ガン治療にとってはHSPは“厄介者”ですが正常細胞にとっては、ストレスから細胞を守ってくれる“正義の味方”です。

 

 HSPはトランプのジョーカーです。どんなストレスにでもHSPというジョーカーを出せば切り抜けます!

 BJ(ブラックジャック)というJ(ジョーカー)を出せば外科手術で切り抜けます(ダジャレですがBJは好きです)。

 即ち、熱ストレスでHSPを増加させたネズミ(40℃で加温したネズミ)は、熱ストレスに強くなるだけでなく、水浸拘束ストレス(ねずみを固定して水に浸ける)での胃潰瘍や、紫外線ストレス、生物テロ(毒素)、疲労など様々なストレスに強くなる、即ち、HSPにはストレスを防ぐ働きがあるというわけです。

 

 そこで、ネズミを加温してHSPを増やして、ストレス潰瘍の防御実験をしたり、ネズミを温めて、筋肉の疲労実験をしたり、思いつくまま実験しました(著書参照)。 何度も実験し、これは、人にも適用できると確信し、まずは、スポーツ分野での実験を重ねました(オリンピックにも適用)。

 

 当時は、誰も知らないHSPをきっと生物の、ヒトの健康に役立つと確信し、「HSPを市民語に!」と大きな希望をもって研究のみでなく、講演活動、メデイア活動も始めました。

 

 と、ある日、がん患者さんが研究室におとづれ、また、バンダナ先生の人生は、変わっていくのです------続く。

 

 

*マウスの足に移植したがんが放射線を照射すると小さくなることを確認し、最初は、放射線って効くんだと感動したものです。(効かないガンもあるが)

 

**抗がん剤は低用量では効果がなく、適用量でガンは小さくなりますが、高用量投与するとがんが小さくなる前にマウスは死亡し、初めて抗がん剤の恐ろしさを知りました。

 

***人には、大きな転機があります。私にとっては、まずは、「故あっての、故」と「放射線医学講座への移籍」です。血液の研究ではHSPには出会えませんでした。放射線医学に移籍したからHSPに出会えたのです。なぜ放射線医学だったのか、それは、貴重(合格率が近年約24%、当時約16%)な第一種放射線取扱主任者免許を持っていたからです。なぜそんな貴重な免許をもっていたか、---。                                            

 

これは、偶然と必然です。

 

大学4年の夏に受験し、奇跡的に合格したのです(偶然)。

なぜ受験したか、----大学受験で失敗したので、大学院は某有名国立大学へと入学願書を取りに行ったところ、既に願書締め切り、---またもや失敗。

 

仕方なく母校の大学院を受験しましたが、何か自分にやっておきたいと、---なんでも良かったのです、放射線、アイソトープ等全く興味なく、好きではなかったのですが、何しろ難しくて受からないという、そんな困難なものに挑んで見たいとの思いだったと思います。

 

大学4年の夏休み、みんな最後の休みと旅行や遊びに忙しい時に、密かに図書館に通い、なんでこんなことやらなきゃいけないのかと思いつつ勉強していました。(今は、すっかり忘れた)。合格するなど思ってもみなかったので(教授も合格できなかった試験に学生の自分が合格するなんて)、奇跡です。

 

神様は、凡人でも頑張れば奇跡が起こることもあるいうと証を示したのでしょう。おかげで、私は“賢いやつ”と間違えられるようになりました。何はともあれ、この免許は私がHSPと出会う1歩を与えてくれた(必然)と同時に、子供たちの大学学費に貧窮していた時に、この貴重な免許(持ってる人が少ないので)のおかげでアルバイトもでき助かりました。

 

 

バンダナ先生からの結構、真面目な教訓

 

               みなさん、少々辛くても、免許はとっておいたほうが良い!

 

大学生諸君、若者よ!何か1つでもよい、困難なことに挑んでみよう.

 

必ずや、将来、君にとっての偶然が必然になる。

 

No.20190914「バンダナ先生の2019 日本ハイパーサーミア学会回顧録」

今回は、バンダナ先生の真面目な学会発表の模様をブログにしてみました。

 

まず、講演会ではバンダナをしますが、学会発表ではバンダナはしません。

 

(あいつ、“変“と思われるので)

 

「ハイパーサーミア」は聞きなれない言葉かもしれませんが、日本ハイパーサーミア学会は“がんの温熱療法”の学会です。この学会の特徴は、温熱治療機を使用してのがん治療に携わる医師のみでなく、温熱治療機や温度測定技術を研究している理工学系の研究者、がんやがん治療に関する

 

分子生物学や免疫系の基礎研究者、がん患者さんの温熱治療をサポートする看護師、温熱治療機を操作する技師、と非常に多くの分野の人々が集まる学会です。学会員430名ほどのマイナーな学会ですが、今年は、967日、埼玉県川越市のウエスタ川越で開催され、参加者約380名と例年になく多くの参加者でした。